抜歯後当日にに通常通りにお食事をしていただくことは全く問題ありません。
しかしながら麻酔の効果が消失してからのお食事でお願いします。
個人差はありますが抜歯後約48時間ほどはお食事とともに血液の味を感じてしまいます。
親知らずを必ず抜かなければいけないケースは大きく2つあります。
1つ目は萌出してきた親知らずの周囲歯肉に炎症(智歯周囲炎)がある時。
2つ目に親知らずの存在が歯列の不正を促してしまう時です。
1つ目のケースでは痛みを伴うことが多く患者様ご自身でも気付くことができると思います。
意外な盲点は2つ目のケースです。
痛みがあったり、虫歯であったりはしないので全く問題のない親知らずのように思われますが、近年の日本人の傾向として前方に傾斜しながら生えてくる親知らずが非常に多いです。
その為、歯列全体に後方から前方に押される力が働くので多くの場合は前歯の歯列不正を導きます。
10年20年という単位でこのような歯牙の移動は起こるのでご心配な方は相談にいらしてください。