上下左右全ての歯に対して歯牙には後方から前方へと移動する力がかかります。
経年的な変化により特に大臼歯は近心方向(前方方向)へと傾斜します。
最終的に大臼歯に押された前歯部には歯列の不正が生じます。
1〜3歯だけを移動させる部分矯正は可能です。
当院ではワイヤー矯正により少数歯の部分矯正治療を行なっています。
部分矯正は全顎の矯正治療に比べて期間も短く費用も安価になりますので是非一度ご相談ください。
短期間で歯列を改善することは可能です。
しかしながら、通常行う矯正治療ではなく被せ物を用いて歯列を改善することになります。
被せ物で歯列を改善する場合は早ければ1〜2週間で改善させることが可能です。
ですが、デメリットとして天然歯の削合を必要とすることが多いことが挙げられます。
また、被せ物による歯列矯正では重度の歯列不正の改善はできないこともあります。
何歳までにお子様の矯正をしないと手遅れになってしまうということはありませんが、お子様の噛み合わせが反対咬合(しゃくり顎、下の前歯が上の前歯より前方にある)や左右へ歪んでいる(顎偏位)ような場合はできる限り早めに歯科医院へお越し頂いた方が良いです。
歯列不正に伴う骨格的な不正はお子様の顔面の発育の障害になり得ます。