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Q&A

よくある質問

小児歯科

子供はいつから歯医者さんに連れてきたらいいですか?

お子様を歯科医院に連れてきて頂くタイミングですが、1歳前後が望ましいかと思います。

だいたい上下2本ずつが萌出してきたタイミングです。

この頃から少しずつ歯医者さん慣れをして頂くことで、早い段階からフッ素塗布などの予防処置に取り組むことができるようになります。

子供の歯に黒い溝があります。虫歯ですか? 隣の歯に虫歯はうつりますか?

お子様の歯に黒い溝がある場合は、黒い線の正体は着色か虫歯かのどちらかになります。
最近のお子様は口呼吸をする子が多く口腔内が乾燥している為、お茶の色素等が歯の裂溝に着色としてついているケースがとてもよく見られます。そのようなお子様は特徴として上下の口唇に乾燥所見が見られます。

虫歯は隣の歯にうつったりはしませんがお子様の虫歯は成人の虫歯に比べて進行が速いので虫歯かどうかが心配な場合は早めの受診をおすすめしています。

子供の下の前歯が生え変わっていないのに後ろから大人の歯が生えてきて心配です。 大丈夫ですか?

下の前歯は1番最初に生え変わる乳歯になります。
平均して6〜7歳ごろに生え変わることが多いですが、脱落の時期は個人差が大きいです。
近頃の傾向としてお子様の歯の並ぶスペースは減少気味です。
それにより下の前歯は乳歯の後方より萌出してくることが非常に多くなっています。
乳歯の後方より萌出した永久歯は舌の力により前上方に押され乳歯を後方より押し、脱落へと導くこともありますが永久歯の萌出スピードが早く乳歯と永久歯が完全に前後に並ぶと二枚歯と言われる状態になることもあります。
永久歯が後方より萌出した時点で乳歯がどれほど動揺しているのかが判断の1つの基準になりますが、乳歯にあまりにも動揺の見られないケースでは乳歯の抜歯が必要になってきます。
また、乳歯と永久歯が前後に重なることによって清掃不良になり歯肉に炎症をきたすこともあります。
その場合も抜歯が必要になることが多いです。

清掃状況が良好で周囲歯列に悪影響がなければ経過観察となるケースもあります。

お子様にとって歯科医院での抜歯はとてもストレスのかかる行為ですのでまずは歯科医院にてご相談ください。

夜中に子供が歯が痛いと言って泣き叫びます。 痛みを訴える部分を見てみましたが何もなさそうです。 虫歯が隠れていますか?

虫歯は歯の噛む場所(咬合面)と歯が隣り合う(隣接面)が、好発部位になりますが隣接面に発生した虫歯はなかなか目視で発見するのは難しいです。
虫歯の発見には歯科医院で行えるレントゲン検査が必要になります。
就学前の小さいお子様が歯の痛みを訴えた場合には原因として、虫歯の他に歯ぎしりが疑われます。
特にお子様は大人よりも歯ぎしりの頻度が高く夜中、又は明け方に痛みを訴えることが多いのです。
さっきまで泣きじゃくる程に痛がってたのに数時間経ったらケロッとしているといった場合は歯ぎしりが原因の可能性が高く、継続した痛みを訴える場合は虫歯の可能性が高くなります。
歯ぎしりが原因であった場合は小児用の歯ぎしり予防のマウスピースを製作し、数ヶ月ごとに顎の成長に合わせて継続的に再製作を行います。
虫歯が原因であった場合は治療が可能であれば虫歯の治療を行い、難しければ虫歯の進行防止のお薬を歯面に塗布します。

子供の歯並びが心配です。 何歳頃から歯医者に連れて行ったら良いですか?

何歳までにお子様の矯正をしないと手遅れになってしまうということはありませんが、お子様の噛み合わせが反対咬合(しゃくり顎、下の前歯が上の前歯より前方にある)や左右へ歪んでいる(顎偏位)ような場合はできる限り早めに歯科医院へお越し頂いた方が良いです。
歯列不正に伴う骨格的な不正はお子様の顔面の発育の障害になり得ます。

乳歯が抜けてから大人の歯がなかなか生えてきません。

理想的な乳歯の脱落と永久歯の萌出のタイミングは乳歯の脱落と同時に永久歯が萌出してくることですが、経験上このような交換は全体の半分ほどです。
永久歯の萌出の時期は個人差がとても大きく、乳歯の脱落から半年以上生えてこないことも珍しくありません。
後継の永久歯が存在しない先天欠如のケースも中にはありますが、まずは半年経過しても萌出してこない時は確認の為のレントゲン検査を行うことをおすすめしています。

歯医者が苦手で子供が泣いてしまう場合でも治療はできますか?

泣いているお子様の治療は治療中の安全性が確保できない為にとても危険です。
泣いてしまうとどうしても体が動いてしまうからです。
歯医者が苦手なお子様はまず歯医者さんを好きになってもらうところからがスタートです。
1人で診療室に入り椅子に座るところから始まり少しずつステップアップしていきます。
当院では1つ乗り越える度にガチャガチャの景品をプレゼントして次回以降へのモチベーションに繋げています。
体を抑えつけての強引な診療は決して行いません。
苦手なお子様も一緒に頑張りましょう。